公開日:2017年9月5日

今日から3日間、英語の本質を考えたいと思います。42年間英語を学んできて、また、36年間英語を教えてきて、到達した<プチenlightenment>の内容の一端を示せたらと思います。少々、偉そうでごめんなさい。(以下は、以前、私が三修社から出版した『英語の品格』という本の内容の一部を抜粋し、加筆したものに基づいています。)

■1文字からなる単語を考える

日本語は1文字からなる単語は、非常に多いですね。

あ→ 驚いたときの感嘆詞

い→ 胃、異、医、意、伊など

う→ 鵜、卯など

え→ 絵、柄など

お→ 尾、緒など

か→ 蚊、課、可など

日本語では、意味のある単語として存在しないのは、ナ行の「ぬ」、ラ行の「れ」および「ん」ぐらいでしょう。

ところが、英語の場合は、1文字語が非常に少ないんですよ。英語では、記号を除いて、次の4つしかありません。

a   不定冠詞で「ある」とか「1つの」という意味。

I   人称代名詞の第1人称で「私」という意味。

O   驚き、恐怖などを表す間投詞。

x   「…にX印をつける」または「[x outの形で]…をX印で消す」の意味の動詞。[eks]と発音する。

例:He x-ed out the typo.(彼はタイプミスを消した)

 

■1文字語のaで英語の本質が分かる!

aという、アルファベットの第1字が、不定冠詞という英文法上、非常に重要な単語になっています。

これは、物を初めて紹介するときに用います。2回目以降に、その物に触れるとき、定冠詞(the)をつけて表します。

I bought a book.     (私はある本を買ったよ)

The book is interesting. (その本は面白いよ)

I’ll lend you the book.   (その本を貸してあげるよ)

勿論、the bookはitという代名詞で置き換えることもできます。

 

TIPS  itは軽い

I’ll lend you the book.の文において、the bookをitで表す場合、itは動詞の直後に置きましょう。

×I’ll lend you it. (私はあなたにそれを貸しましょう)

○I’ll lend it to you. (私はそれをあなたに貸しましょう)

つまり、 英語では、代名詞は名詞よりも軽いんですよ。

 

つまり、こういうことです。

1回目   2回目    3回目     ・・・

a book       the book       the book

(またはit)         (またはit)

1回目のみaで、それ以降は、theをつけた形か、代名詞を用いますね。つまり、1回目だけが重要であることを暗示しているみたいです。

英語は、1回目のみを極めて大切と考える言語であることが分かるのです。言い換えれば、英語とは「初めてのこと」を2回目以降とは全く質の異なるものであるという意識が高い言語であると結論付けることが出来るのです。

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