公開日:2017年9月9日

日本語は5つの母音を持っています。英語もアルファベット上は、5つの母音字を持っています。それは、日本語の母音に一致しています。
  A=あ、I=い、U=う、E=え、O=お
さて、この5つの母音字が全て入った言葉を考えてみると、英語ではそれほど見つかるものではありません。しかし、どうも、5つの母音字が1つずつ入った英単語については、偶然かもしれませんが、非常に重要な概念を示しているものが目立ちます。
 education(教育)、communicate(コミュニケーションをとる)
私は、教育に関わり、しかもコミュニケーションの分野を中心に教えています。また、私の専門分野が、日本語でも英語でも、5つの母音字が1つずつ入っているのには驚きです。
 英語学(Eigogaku)、A Study on English(英語の研究)
私が現在勤めている学部である総合社会学部の英語名称は、the Faculty of Applied Sociologyですが、この名称における”-culty of Applied”に5つの母音が全て並んでいます。近畿大学が歓送迎会などの行事を行う大阪の上本町にある都ホテルの名称は、ローマ字で書けば、Miyako Hoteruとなり、5母音字が入っています。さらに、上本町の名前は、きれいに5つの母音字が入っています。Uehonmachiだからです。
英単語で、5母音字が1つずつ入った例は、他にも幾つかあります。必ずしも、重要な概念とは限らないものもありますが、紹介しておきましょう。
 authorize(認可する)、unorganized(組織されていない)、unordained(聖職を授けられていな い)、ultraviolet(紫外線の)、voluntariness(自発的であること)・・・
英単語のマニアとして、こんな問題を出題しましょう。5つの母音が1つずつ入った最も短い単語は何でしょう。これは、次の単語です。
 sequoia(セコイア)
ところで、日本語の世界を見ると、結構いろいろ出てきます。
 多目的(tamokuteki)、因縁果報(Innenkahou)、子丑寅(Ne-ushi-tora)、急がせる(Isogaseru)、耐え忍ぶ(taeshinobu)・・・
最後に挙げた「耐え忍ぶ」はAEIOUというアルファベットの順番に母音字が現れる極めてまれなケースです。
人名では、成功者に五母音字を含むことが多いのではないかと思われます。
 徳川家康(Tokugawa Ieyasu)、松下幸之助(Matsushita Konosuke)、山口百恵(Yamaguchi Momoe)・・・
日本の神様の代表とも言える「天照大神」(Amaterasu Omikami)[-terasu Omi-の箇所に五母音が集まる]、仏教の重要な菩薩の名前で、最初に現れる母音を集めると、きれいに五母音が揃います。
 観音(Kannon)、勢至(Seishi)、地蔵(Jizo)、文殊(Monju)、普賢(Fugen)
AEIOUとなる順番で、並べてみましたが、観音・勢至は、阿弥陀如来の脇侍で、文殊・普賢は釈迦如来の脇侍です。脇侍(わきじ)とは、如来の両側に配置される像のことです。
日本に影響を与えた宗教や文明として、以下のものが挙げられますが、最初の母音を集めると五母音が揃います。
 Shinto(神道)、Buddhism(仏教)、Confucianism(儒教)、Taoism(道教)、Western Civilization(西洋文明)
五母音というのは、その形を見れば、以下のように、全てがことごとく異なる点が不思議です。五母音の不思議は、まだまだありますが、今日はこの辺でやめておきましょう。
A E I O U
対称 左右対称 ○ × ○ ○ ○
上下対称 × ○ ○ ○ ×
構成 直線含む ○ ○ ○ × ○
曲線含む × × × ○ ○

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