公開日:2017年9月15日

さて、皆さんは、英語の前置詞のうち、どの前置詞が好きですか?私は、前置詞の王様とも言えるofを、私自身の「守り前置詞」にしています。「世界前置詞OF愛好会」会長として、ofをこよなく愛しています。

しかし、最近はonが面白いかな?と思い、隠れキリシタンならぬ、「隠れon研究家」になっています。onの魅力は、徐々に紹介しますね。

onを徹底的に研究して、英語で”On ‘on’”(『onについて』)というタイトルの研究書を書きたいと思っています。

ところで、最近、PHP研究所から『前置詞がわかれば英語はすらすら書ける!』という本を出しました。文法では前置詞、4技能ではライティングに焦点を当てた、新感覚の英語本です。一度、読んでいただければ嬉しく思います。

第3話として、前置詞が「空」であるという話をしましょう。いきなり次の文章を読んだらわかりにくいかもしれないので、第1話と第2話を読んでみてください。それから、前置詞の話を読めば、なるほど!と、宇宙的には小さいけれど、心理的には偉大な悟りに到達するでしょう。

■何故前置詞が「空」なのか?

何故、前置詞が「空」に似ているのでしょうか。空とは、何もないように見えて、すごいエネルギーをもっている空間ということでしたね。前置詞もそのような側面があるのです。次の文をご覧ください。

John gave Mary a book.

(ジョンはメアリーに本をあげた)

何の変哲もない文ですが、この文、前置詞がありませんね。この文を名詞化(=名詞のようにすること)してみましょう。

the gift of a book to Mary by John

(ジョンがメアリーに本をあげること)

名詞化した途端、前置詞が現れましたね。文が進化した状態(=第4文型)では、前置詞が消える方向にあるのですが、原始的な状態(名詞化した状態)では、前置詞が表面化します。

日本語で、英語の前置詞に当たるのは、助詞です。日本語では、文の例にも、名詞化の例にも、助詞が表れていますね。□の箇所を確認してください。

前置詞が文中で消えることがあるから「空」的で、しかし、名詞句を作る場合は、堂々とその存在価値を示すので、エネルギーに満ちていると思います。

 

皆さんも、英語の勉強が進んで、英語が自由に操れるようになったころには、前置詞のエネルギーを、身をもって体験しますよ。

 

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englight
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