公開日:2017年9月16日

第3話から第4話まで、時間が空きましたが、今日は、動詞と助動詞が、心の世界を表すことを示しましょう。

英語学的には「法」(学術的な視点からは、助動詞が法を担うが、動詞は助動詞と組み合わさるという意味で、法的な側面があると言える)、仏教的には「識」の問題となる(精神的な世界に関わっている)のです。

■動詞は「識」に関係する!

唐突ですが、名詞を叫んだ場合と動詞を叫んだ場合を比べてみましょう。

名詞を叫んだ場合    Apple! (りんご!)

動詞を叫んだ場合  Go!  ([あっち]行け!)

どちらが意思を伝えることができるかといえば、動詞を叫んだ場合です。相手に明らかに意思が伝わります。「なんか嫌われているな?」とか、「何かあぶないのかな?」とか。

一方、Apple!と聞いた場合は、「いったいりんごがどうしたの?」という感じになるでしょう。

動詞を単独で用いると、文法的には命令法といって、相手に何かを命令する用法となります。だからこそ、動詞は本質的に相手の心に働きかける力を持っているといってもよいのではないかと私は考えています。だから、動詞は「識」に相当すると考えているわけです。

「本質的に」といったのは、命令法では動詞の変化形ではなく、原形(=元来の形)を用いるからです。つまり、元来の形を用いることが、直接相手の心に訴えることにつながるわけです。だから、本質的に動詞は「識」と関係が深いのです。

 

■では助動詞が「識」なのは何故か?

助動詞は、まさに、相手との心的交流には、絶対といっていいほど欠かせない品詞です。

相手の心を動かすには、助動詞が不可欠だということです。こころは「品」だったのだから、助動詞が英語の「品」を担っているといっても過言ではないでしょう。

ところで、助動詞には2種類の意味があります。いずれも「心」に関係しています。代表的助動詞について確認してみましょう。

    

代表的助動詞とその2つの意味

 

助動詞 相手に対する気持ちを

伝える意味

あることに対する自分の気持ちを伝える意味
Can

 

May

 

Must

 

Should

 

[軽い命令]

~したらいいよ

[許可]

~してもいい

[命令]

~しなければならない

[意見]

~すべきだ

[客観的な可能性]

~がありうる

[主観的な可能性]

~かもしれない

[高い可能性]

~に違いない

[比較的高い可能性]

~のはすだ

 

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englight
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