SIG通訳ガイド研究会の事始めは、
「お正月と日本文化」をテーマに、石井先生の新年特別講演会と、その後の新年会でスタートいたしました!
今回は、SIG会員によります二件のレポートをご紹介させて頂きます。

【新年特別講演会&新年会レポ】
石井先生の新年のご講演では、
お正月の門松が
松・・・陽木の長 the head of the yang trees
竹・・・陽草の長 the head of the yang grasses
梅・・・陽花の長 the head of the yang flowers
であること、

またしめ縄の起源としては、引きこもっていた天照大神が天岩戸から出てきたときに、岩戸に再び入れないように布刀玉命(ふとだま)が岩戸の入り口に縄を張って、結界を作ったことがしめ縄の始まりと言われていますが、
しめ縄のしめ飾りそれぞれの縁起物に
★紙垂・・・神様の降臨を示す
★裏白・・・心の裏まで白い、すなわち「清廉潔白」(unsullied integrity)を表す
★ゆずり葉・・・家系を譲って絶やさないことを願う
★橙・・・代々栄えることを願う
といった意味があるetc…新年早々、お正月に関する様々な奥深い知識を学ばせて頂きました!

新年会では、ニューヨーク・ボストン・ニュージーランド・ハワイ・オハイオなど海外での英語落語講演でもご活躍の、英語落語家の笑人さんも特別ゲストとしてお越し下さいました!
笑人さんの落語レクチャーでは、かつてない石井先生の意外な一面を垣間見ることの出来、捧腹絶倒!

会員の西川さん(男性)が姫に扮装し、皆で西川姫とお座敷遊びなど、終始大笑い!
花街のお座敷遊びで代表的なものといえば、
香川民謡で「こんぴらふねふね~♪」の謡から始まる金毘羅船々と

近松門左衛門の浄瑠璃「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」の主人公「和藤内(わとうない)の虎退治」から生まれた、
和藤内、とら、お婆さんのボディージェスチャーで勝敗をきめるじゃんけん、とらとらが有名ですね!

姫のちょんまげとらとら対決!

西川姫と石井侍も、恋のもつれか?!とらとら対決!

チーム対抗お座敷遊び決戦でしたので、総合得点結果、桜チームの勝ち!勝利の七福棒ゲット、おめでとうございます!

最後のしめには、今年も京都支部長の宇佐美さんにご登場頂き、
津軽三味線の音色で、素晴らしくトリを飾って下さいました!

皆様との楽しいお時間で幸先の良いスタートが出来、素晴らしい一年となりそうです
お正月のお忙しい時期にも関わらず、お集まりいただき、本当に有難うございました!

レポーター
SIG副会長 奥真理子 

 【お正月と日本文化レポ】

そもそも「正月は、何故正しい月なのか?」
石井先生からの令和二年、開口一番の問いかけにドキッ!

当たり前のように思い、考えもしなかった素朴な何故?
「正」の漢字は、他にあらためるの意味があるそう。なので年の初めにあらためる月。
なるほど!
そして正月とは? 旧年が無事に終わったことと新年を迎えることができたことを祝う行事なんだそう。これは石井先生の論ずるところの過去を常に意識する日本文化の過去志向の現れで、西洋文化の未来志向との違いが如実だ。

お正月のメインゲストは、もちろん年神さまだ。
その年の一年、家を守ってくれる年神さまをお迎えするシステムがある。
その1: 門松 年神さまが宿り、
その2: しめ縄、小さな鳥居、結界を通り抜け清められた家に入り、
その3: 鏡餅、仮住まいにする。

そんなことを考えながら年神さまをお迎えできるのも日本の良き風習なのかもしれない。
世の中の移り変わりについていくことに一生懸命な日々だが、いつも変わらずにある風習も共に大切にしていきたい。

レポーター
SIG 東京支部長 山本多賀子

このお知らせの著者

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