第1回ガイディングスキルアップ自主勉強会レポート

1/26 京都駅前の貸会場にて第1回ガイディングスキルアップ自主勉強会を開催しました。

 

初回はスペースの都合上、参加者は5名限定となりましたがそれぞれの知識と経験から質問や意見を出し合い、「共に学び合う」という勉強会の趣旨ぴったりの実りある時間を過ごすことができました。

 
今回の勉強会のテーマは「観光バスの中でのトーク」とし、大阪港・関西空港から観光バスで出発して大阪市内観光に向かう場合、どのような事をバスの中で「話さなければいけないか?」「話しておきたいか?」が中心になりました。

訪問先は大阪城・四天王寺・住吉大社・梅田スカイビル・道頓堀と仮定し、現地での通訳ガイドスキルは石井先生とSIG専門講師にお任せし、あくまで観光地への移動中のガイディングに特化しました。
 
 
まず「話さなければいけないこと」として、リスクマネジメントとオペレーションについて吉田から説明しました。

リスクマネジメントとは、団体ツアーの場合はFITと異なり、バスの中や全員が集中してガイドの声が聞こえる状態の時にしっかりお願い事や注意事項をお伝えし、迷子やけが人を出さないよう気を配ること。
オペレーションとは、各施設での順路や概要、時間の使い方などスムーズなご案内に必要な情報をあらかじめお客様に伝えること。

この2点はガイドがグループのコントロールをするためにとても重要ですが、バスの中でお客様の質問に答える事に気をとられたり、自分が話したい事を中心にガイドをしてしまうとうっかりお伝え忘れてしまう事があります。

まずはこの2点を中心にガイディングを組み立て、合間の時間に話すガイディングのテーマを考えました。

例えば大阪ならば、「大阪が他の場所とは違う魅力は?」「大阪でガイドが絶対に見せたいものは何なのか?」「大阪に来る意味はなんなのか?」を念頭において、お客様が訪問するであろう日本の各所の中で、1つでも大阪の強烈な印象が残せるようなエピソードを挟んでいきます。

その際には、1つのエピソードは2分以内におさまるように原稿を組み立て、それをリスクマネジメントとオペレーションの間に適宜挟みます。エピソードはまた、「車窓から見えるものと見えないもの」、「大阪特有のものと汎用性のあるもの」に分けておくと渋滞時などに応用がききます。

このエピソードを検討する際には参加者からさまざまな意見が揃い、今後のガイディングに大いに活用できる内容となりました。
本来ですと、この後で参加者それぞれが考えたとっておきのエピソードを披露し合う予定でしたが、ここで時間切れとなってしまいました。
 
次回はもう少し時間を長く設定して、参加者のエピソードを披露し合いたいと考えています。

最後になってしまいましたが、休日の貴重な時間を割いてご足労いただいた参加者の皆様に心から感謝いたします。

 次回は2月に開催予定です。春の本格的なガイドシーズン開始までにこれまでの業務の中で抱えてきた疑問点、不安を解消し自信を持ってお客様を迎えられるように有意義な勉強会にしていきたいと思います。
 
参加者が学び合うこれまでにない形のガイド勉強会です。皆様のご参加をお待ちしています。

 

ガイディングスキルアップ自主勉強会幹事
吉田純子

このお知らせの著者

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通訳ガイド研究会
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